ハードウォレットにはいくつか種類があるのはご存知ですか?
機能的には似ている部分も多いですが、それぞれ他にはない特徴を
もっているものもあります。
今回はTREZOR、Ledger Nano S、FuzeWの3つに絞ってそれぞれの特徴を
見ていきたいと思います。
ぜひ参考にして下さい。
1.デザイン
見た目に関して言えば、
USBタイプのTREZOR やLedger Nano S もかっこいいのですが、
カードタイプのFuzeWの方がスタイリッシュでよりかっこいい作りになっています。
薄いのでカードケースなどに収納できかさばらないのもGoodですね。
2.価格
価格について比較してみます。
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TREZOR MODET T |
Ledger Nano S |
FuzeW |
| 価格 |
24,800円 |
8,990円 |
16,800円 |
Ledger nano S が最も低価格でTREZORが少し割高という感じです。
なぜ1万円前後の価格差が生じてしまうのか、それは後ほど説明したいと思います。
3.対応通貨
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TREZOR MODET T |
Ledger Nano S |
FuzeW |
| 対応通貨 |
Bitcoin,Litecoin
Ethereum,Ripple
EthereumClassic
BitcoinCash,Stellar
Cardano,DASH
NEM,Zcash,
Tezos,Dogecoin
BitcoinGold,DigiByte
Vertcoin,Namecoin
ERC20トークン
|
Bitcoin ,Ethereum
BitcoinCash,BitcoinGold
EthereumClassic
Litecoin,Stratis
Zcash,Dash ,Ripple
Komodo,PIVX,
Vertcoin,Viacoin
Dogecoin,Hshare
DigiByte,Qtum
Stealth,Peercoin
PoSW,ZenCash
Horizen
ERC20トークン |
Bitcoin,Litecoin
Ethereum,Ripple
DASH,Dogecoin
BitcoinCash
ERC20トークン
|
3つのハードウォレットに共通しているのは、
BTC,BCH,ETH,XRP,LTCのメジャーコイン5通貨の保管が可能だという点です。
日本国内だけで言えば大抵この5通貨に対応できていれば問題ないと思います。
トータルでの対応通貨数はLedger Nano S が大きくリードする形となっており、
次にTREZOR、FuzeWと続きます。
TREZORの対応通貨はLedger Nano S より少ないのですがNEMやMONAは
Ledger Nano S では保管できないのでそこはTREZORの優位な点です。
逆にLedger Nano S はTREZOR ではできないNEO等の保管が可能なので、
購入の際には、自分がどの通貨を保有しているのかを調べた上で
選択するといいでしょう。
歴史が浅いということもあってFuzeWはまだ対応通貨は少ないですが、
今後増えてくるのではないでしょうか。
次にハードウォレットのメリットとデメリットを見てみましょう。
4.TREZOR
(メリット)
■ アカウントを複数作成する事が可能。
〇〇用の口座などの使い分けをする場合、別の端末を購入する必要があります。
■ タッチパネルによる直接入力
端末本体の画面では直感的に操作できるため
操作性が他のハードウォレットと比べて格段に高いのが特徴です。
それはPC側でのキーボード操作数が少ない事を意味しているので、
ウイルスやハッキング対策に大きく影響する部分となります。
このような理由により、TREZOR はハードウォレットの中でも
最もセキュリティが高いと言われています。
(デメリット)
■ 対応通貨がLedger Nano S に比べて少ないため、
海外取引所で購入する草コインなどを保管できない場合があります。
■スクリーンが搭載されているので、他のハードウォレットと比べて
多少かさばるという点があげられます。
5.Ledger Nano S
(メリット)
■ 一番のメリットは対応通貨が最も多いという点です。
自分が保有している通貨が保管できないという問題が他のハードウォレット
と比べて極端に少ないです。
■ サイズが最もコンパクトなので持ち運びが容易です。
(デメリット)
■ 対応通貨は多いのですが、一度に保管できる通貨の上限数が決まっており、
通貨ごとのアプリのインストールやアンインストールをする
必要があるのでそこは面倒かもしれません。
6.FuzeW
(メリット)
■ PCが不要である点が最も大きいと言えます。
他のハードウォレットではPCが不可欠でしたが、FuzeWでは
スマホアプリでの操作が可能なため、PCを持っていない外出時でも
アクセスが可能な点は非常に利便性が高いと言えます。
■ 防水加工がされておりこれも他のハードウォレットにはない
特徴だと言えます。外出時にアクセス可能でも水に弱いと不安ですよね。
しっかり対応されています。
(デメリット)
■ 対応通貨が極端に少ないため、ADAやNEMなど日本人にも人気の
通貨でも保管する事ができません。国内取引所でも購入可能なLSKやMONAも
保管できないのはちょっと不便かもしれません。
今後のアップデートに期待です。
7.最後に
TREZOR は、初心者でも直感的に操作できるよう
ハード部分の操作性とセキュリティに力を入れており、
その点に開発費用がかかってしまう事から
多少割高になってしまうのだと思われます。
何に重点を置くかは人それぞれであり
操作性を重視するのか、セキュリティを重視するのか、
または対応通貨を重視するのか用途に合わせた購入をおススメします。
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