結論から言いますと、ハードウォレットはハードフォークに対応します。
ただし、全てのハードウォレットが対応するわけではないので注意しましょう。
ハードウォレットで仮想通貨を保管している場合、ハードフォーク時に公開キーや取引所、ウォレットの対応が変更になるので、必ず確認が必要になります。
他にもハードウォレット自体のアップデート、コインによりアドレスが変わるなど、いろいろ知っておくべきことがあります。
ハードウォレットをハードフォーク対策として使うときは、説明書を熟読しシステムを理解しておく必要があります。
取引所にハードウォレットのことを質問しても対応してくれません。
ハードウォレットは常に新しい情報をアップデートすることで正しく使うことができるのです。
設定画面が変更になっていたときも、きちんと詳細を確認することが大切です。
ハードウォレットを装った詐欺に注意
ハードフォークが存在する以上、ハードウォレットを装った詐欺は横行していくでしょう。
実際には、ハードフォークで分裂したコインを獲得するために秘密キーは不要ですが、あたかも秘密キーが必要だとほのめかして、秘密キーを盗まれ仮想通貨を失ってしまうケースです。
過去には、ビットコインゴールドがmybtgwalletという架空の一時的対応ウォレットで詐欺事件を行っています。
被害総額は数千万円とも言われていました。
このmybtgwalletは、ビットコインゴールドの公式サイトにも掲載されていたことでも話題になりました。
こういう事件を考慮しても普段から安全性の高いハードウォレットを利用する重要性がわかります。
情報のエビテンスがないウォレットを使用しないことが、大切な資産を失わない秘訣にもつながるのです。
ハードフォークコインをサポートしてくれるハードウォレットに保管
ハードウォレットには、ハードフォークコインに対応していない製品もあります。
TREZORのように仮想通貨とハードフォークコインを別々にサポートしてくれるタイプであれば、別々にコインを取りだすことができ、双方のコインの安全は確保されます。
その場合もハードフォーク後は仕様が変わるので注意が必要です。
ハードウォレットを使うときは、常に最新データの状態にしておくことが大切です。
ハードフォークが発生するとインターネットで混乱が起こりやすくなります。仮想通貨の移動は事前に済ませておきましょう。
投資家のアクセスが集中することで取引所間の移動には時間がかかってしまいます。
それを回避するためにハードウォレットを利用して、移動時間を短縮している人が大勢います。
ハードフォークの発生で無料のコインがもらえることを期待するあまり、情報に振り回されて焦って送金手続きをすることは、自分の資産を失うことになる場合もあります。
焦らず正しい情報と知識で判断するようにしましょう。
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