仮想通貨取引所でのフィッシング詐欺やハッキング、不正出金の被害が全国で続出しています。仮想通貨はまだ市場が新しくセキュリティインフラや法規制が完備されていません。
取引所でハッキングされても資産に対するサポートは期待できないのが現状です。せっかく上場して利幅が出ていたのに、取引所にアクセスしたら資産がゼロなんていうことがないように、自分の資産は自分で守りましょう。
それには取引所を使用するときのセキュリティを高める必要があります。その効果的な方法を紹介していきます。
二段階認証(2FA)をする
取引所での二段階認証は必ず行います。二段階認証をかけていれば万全ということはありませんが最低限のセキュリティ対策にはなります。国内取引所のビットフライヤーとコインチェックは、二段階認証をかけていると被害に遭ったときに補償してくれます。
仮想通貨で被害に遭っている人は、二段階認証をしていない人が多いので必ず行いましょう。
サイト毎にパスワードを変える
これはパソコンでサイトにログインするときにも行っている人が多いと思います。サイト毎にログインパスワードを変えておくことで、ハッキングされにくくなります。パスワードは長ければそれだけハッカーに解読されにくくなります。
パスワードの安全度をチェックするサイトの検証結果では、12桁の英数記号を全種類含んだパスワードにしておくと、すぐハッキングされないことがわかっているので、おすすめしています。
パスワード管理アプリを使う
パスワードを紙に書いて保存しておく人が多いですが、紛失するリスクがあります。今はパスワードを管理してくれるアプリがいろいろ出ています。無料版、有料版があり用途により選べます。アプリを使うと複雑なパスワードも生成可能です。
指紋認証などセキュリティが強固なので安心して使えます。解錠するときに必要になるマスターパスワードは忘れたときの対策としてバックアップキーを取得しておくようにします。
フリーwifiを使わない
フリーwifiは巷ではいろいろな場所で見かけますが、セキュリティ面では危険性が高いと言えます。フリーwifiは通信が暗号化されていません。自宅で使用している分には問題がありませんが、ネットカフェなどで不特定多数で使用する場合、使用者全員が同じパスワードを使うのでセキュリティはないのと同じ。
1つのパスワードを不特定多数で使う所で仮想通貨の取引をすればハッキングされるリスクが高くなります。
長期保有はウォレットでする
仮想通貨を長期保有するときは取引所には置かず、手元の電子ウォレットで保管しましょう。現在はセキュリティが高いハードウォレットも登場しています。ハードウォレット本体には仮想通貨にアクセスできる秘密鍵が暗号化されたデータとして入っています。
秘密鍵をハードウォレットに保管しておくことで、物理的にインターネット通信から分断できるのが特徴です。セキュリティ対策として、最近、使う人が増加中です。
仮想通貨取引をするときはしっかりとセキュリティ対策を行い、自分の財産は自分で守るようにしましょう。
コメントを残す