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TREZORのプライバシー強化機能「Tor Switch」の使い方

ドル建で史上最高値を更新したビットコイン、

その他上位銘柄も価格を戻しつつあります。

 

こんな時こそ気にしなければいけないのがセキュリティ。

 

TREZORのデスクトップ版アプリTrezor SuiteにTorという

匿名性強化のための新機能が追加されました。

 

目次
1.Tor Switchとは?
2.オニオンルーティングとは?
3.Torの使い方

 

1.Tor Switchとは?

元々はアメリカ海軍が出資して作られたもので

オニオンルーティングという特殊技術を使った通信規格(ソフトウェア)です。

 

Torを利用してWEBサイトへアクセスした際、

発信者の通信経路(IP)が不明になることが最大の特徴です。

 

不明と聞くと悪い方に考えがちですがそれは間違ってはいません。

なぜならダークウエブへの接続手段としてもよく利用される手法だからです。

 

しかし、本来の意味合いとしては発信者のプライバシー保護。

 

どこからアクセスしているのかわかってしまうと、

その経路をたどってサイバー攻撃を受ける可能性もありますし人に第三者へ知られたくないこともあるでしょう。

 

そういう意味では非常に便利な機能です。

 

TREZORに追加された理由はもちろん後者で、

資産をハッキングから安全に保管・移動するために必要な機能として追加されました。

 

2.オニオンルーティングとは?

ルーターを経由するたびに暗号化を施す技術のことで、

玉ねぎの皮のように何重にも重なっていることが名前の由来です。

 

暗号化するだけではなく、

さらに複数地点を経由させることで何処から誰が接続しているのかを

特定できないようにします。

 

なんとなくプライバシーが強化される理由がわかります。

 

 

3.Torの使い方

デスクトップ版アプリをまだインストールしていない場合は

ますこちらの公式サイトからダウンロードします。

 

 

Trezor Suite

 

 

※インストール方法と使い方についてはこちらの記事でご紹介していますので参考にして下さい。

TREZORデスクトップアプリのインストール方法と使い方

 

使い方はいたって簡単。

アプリを起動させて、画面右上にあるこのマークをクリックするか、設定画面で「Tor」を有効にするだけです。

 

有効にすると画面右上のアイコンに緑のチェックが入った状態になります。

※右上のチェックと下の設定項目は連動しています。

 

たったこれだけでTREZORの匿名性が強化され、

送金者の特定が困難になるわけですが、使用する上での注意点もあります。

 

複数の海外サーバーを経由するため発信者の国籍が変わってしまう可能性。

どこのサーバーを経由しているのかわからないので、

発信国にセキュリティをかけているような取引所にアクセスできないなんてことも考えられます。

日本からアクセスしているのにアメリカからアクセスしているかのように振舞ってしまうということです。

 

ないとは思いますが、やたらめったに送金を繰り返していると

マネーロンダリングの疑いがかけられてしまうなんてこともあるので

その辺の認識はしておいた方が良いかもしれません。

 

 

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