草コインで有名なイギリスの仮想通貨取引所「CoinExchange(コインエクスチェンジ)」が
閉鎖を発表しましたので内容と今後の日程をご紹介したいと思います。
目次 |
1.コインエクスチェンジ |
2.保管方法について |
3.今後の日程 |
1.コインエクスチェンジ
コインエクスチェンジは、運営者が誰なのかわからない取引所としても有名でしたが、
これまでハッキング被害などの報告が上がっていないという妙な安心感がある取引所でもありました。
取扱い通貨は500種類以上あり、特に草コインの種類が豊富で、
草コイン専門取引所と言っても過言ではありません。
日本国内で取扱われていない通貨が圧倒的に多いため、
仮想通貨バブルが起きた2017年末には多くの日本人が利用していました。
人気だった理由・・・
草コインを購入する最大のメリットには、
「世間に認知される前に低価格で仕込むことができる。」
というのがあるため、その草コイン取引所の代表格である
コインエクスチェンジは一攫千金を狙った多くのユーザーが水面下で動く場でもあったのです。
しかし、バブルが弾けた2018年には
草コインの価格は主要通貨以上に大幅に下落を引き起こしてしまい、
取引所の利益源である売買手数料を得ることが難しくなってしまいました。
※実際に今回の閉鎖の理由は「財政難」が理由だと公式に発表されています。
そして、2017年~2018年にかけてICOが頻繁に行われていたのですが、
そのほとんどが詐欺であったりしたためICOに対するユーザーの目が肥えてしまった
ことも要因だと言えます。
ICO後に上場する取引所でもあったのでそこもコインエクスチェンジにとっては
大きな収入源だったのでしょう。
そのような理由から閉鎖へと追い込まれてしまったのですが、
これで困ってしまうのは当然我々ユーザーです。
BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)など主要通貨の保管場所はどうにでもなりますが、
大手取引所に上場していない草コインに関しては保管をどうするのかという問題が発生します。
他の信頼できる大手取引所に上場していればそこへ移動して終了となるのですが
そうもいかないのが草コインの難しいところ、
情報量が少ないため、仮に専用ウォレットがあったとしても
それが安全なものかどうかを判断できないものも少なくありません。
移動できる取引所があったとしてもマイナーなところだと
ハッキングやその他色々と不安が付きまといます。
2.保管方法について
BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)、MONA(モナコイン)なんかは
国内取引所でも取扱いがあるためそこまで気にしていない方もいるかもしれませんが
国内で取り扱いのないPIVX(ピヴクス)、KMD(コモド)、DGB(デジバイト)や
OMG(オミセゴー)、NANJ(なんJコイン)、DRGN(ドラゴンチェーン)、ALIS(アリス)のような
ERC20トークンの関してはどこに移動させるべきかお考えの方もいることでしょう。
TREZOR では主要通貨を中心としてマイナーな草コイン、ERC20トークンなど
1000以上の通貨の保管が可能となっています。
ハッキングに対するセキュリティにも定評があるため、保管をどうしようかお考えの方は
これを機会にぜひTREZOR のハードウェアウォレットを使ってみてはいかがでしょうか。
以下のサイトではTREZOR の取扱い通貨を確認することができます。
TREZOR の購入をお考えの方はご自身の保有通貨が対応しているのかは必ずご確認ください。
※最近は、ハッキングのニュースは減ってきていますが、
ハッカーは警戒しているときには攻撃してきません。
警戒心が薄れたときが最も危ない時なのでご注意ください。
3.今後の日程
今後の日程については次のように発表されています。
・2019年:10月15日に取引と入金が停止
・2019年:12月01日にウェブサイトの公開と出金が停止
ようするに、資産の引き出しは2019年12月01日まで可能だとということです。
これを過ぎてしまうと資産を引き出すことができなくなる、
すなわち失ってしまうことを意味するので保管されているかたは
なるべく早く出金することをオススメします。
最後に、草コインという不安定な通貨を取扱っていたことでバブル崩壊に関係なく
凄まじい暴落を見せる通貨があったりと数々の話題を作ってきた取引所なので
少しさびしいですね。
公式発表では、「仮想通貨市場に活気が戻ればまた復活するかもしれません。」
というふうに言っているのでぜひ復活してほしいものです。