これから仮想通貨を始めようと思っている方、
思うように収支が見込めず悩んでいる方にぜひオススメの投資手法「ドルコスト平均法」
をご紹介します。
目 次 |
1.ドルコスト平均法とは? |
2.ドルトコスト平均法をオススメする理由 |
3.実際の運用例 |
4.仮想通貨取引所Xtheta |
1.ドルコスト平均法とは?
資金を一度に投入せず、一定額で定期的に購入し続ける手法です。
強制的に取得単価を下げるナンピンという手法と似ていますが、
ドルコスト平均法は価格の上下に関わらず運用するためそこが大きく違います。
2.ドルコスト平均法をオススメする理由
(1)初心者でも運用が簡単
ナンピンを行う場合、
投入資金が少なすぎると平均取得単価が下がらないため意味がなく、
多すぎてもさらに価格が落ちた場合、大きな含み損を抱えてしまいます。
ナンピンは手軽にできるため多くの方が行う手法ですが、
徹底した資金管理とタイミング(相場を読む力)が必要になるため、
上級者向けの手法だということは意識しておいた方が良いかも知れません。
ある下落相場で100人中99人がまだまだ下がるから買わない方が良いと考えている時に
自分(既に含み損を抱えている状態)だけその逆に動くことができますか?
これは大げさな例ですが、
このような状況でドカッと資金を投入できなければナンピンで
勝ち続けることは難しいです。
この域に達するためには、
多くの知識や分析能力・資金管理・メンタルコントロールなどが必要で、
必死に勉強して数年はかかるでしょう。
たまたま初心者が続けて勝つこともあるかもしれません。
しかし、投資の世界ではトータルで見ると90%の人が負け越すと言われています。
実際、正確な統計がとられたわけではないため、
なんとも言えない部分もありますが、それぐらい難しいのです。
一方、ドルコスト平均法はルールさえ守っていれば高度な知識や経験は不要です。
ただし、資金が何倍にも増えるといったハイリターンは望めないため
そこだけがデメリットかもしれません。
(2)価格の下落で胃がキリキリしない
ドルコスト平均法は価格が下落している時こそ本領発揮する手法です。
例えば、毎月50,000円で購入し続ける場合、
1BTC=1,000,000円だとします。
この場合の取得数は、
50,000÷1,000,000=0.05BTC
となります。
そして価格が1BTC=200,000円に落ちたとします。
この場合の取得数は、
50000÷200000=0.25BTC
といったふうに取得数が多くなることがわかります。
次の上昇相場に備えて、ある程度価格が落ちている方が逆に望ましいのです。
3.実際の運用例
ビットコインを毎月5万円を1年間ドルコスト平均法で購入するとします。
運用資金 | 60万円 |
購入金額 | 5万円 |
購入日 | 毎月1日 |
購入期間 | 2019年1月~2019年12月 |
購入価格は中値で計算します。
※中値=(高値+安値)÷2
高値は1日の中で最も高い価格
安値は1日の中で最も安い価格
高値(円) | 安値(円) | 中値(円) | 購入金額(円) | 購入数(BTC) | |
2019年01月 | 420,480 | 401,170 | 410,825 | 50,000 | 0.12170 |
2019年02月 | 377,519 | 367,000 | 372,259 | 50,000 | 0.13431 |
2019年03月 | 429,894 | 422,614 | 426,254 | 50,000 | 0.11730 |
2019年04月 | 461,498 | 450,000 | 455,749 | 50,000 | 0.10970 |
2019年05月 | 595,050 | 587,013 | 591,031 | 50,000 | 0.08459 |
2019年06月 | 932,475 | 915,629 | 924,052 | 50,000 | 0.05411 |
2019年07月 | 1,220,000 | 1,090,000 | 1,149,375 | 50,000 | 0.04350 |
2019年08月 | 1,125,580 | 1,078,750 | 1,102,165 | 50,000 | 0.04536 |
2019年09月 | 1,043,220 | 1,015,490 | 1,029,355 | 50,000 | 0.04857 |
2019年10月 | 921,254 | 886,202 | 903,728 | 50,000 | 0.05532 |
2019年11月 | 1,004,500 | 978,505 | 991,502 | 50,000 | 0.05042 |
2019年12月 | 827,450 | 793,850 | 810,650 | 50,000 | 0.06167 |
合計 | 600,000 | 0.92655 |
2019年をドルコスト平均法で投資した場合、
・購入金額合計:600,000円
・購入数合計:0.92655BTC
という結果となりました。
(翌月、2020年1月1日に売った場合)
資産価値:782,225円×0.92655BTC=724,770円
利益 :724,770円-600,000円=124,770円
(ホールドして2020年7月1日に売った場合)
資産価値:991,161円×0.92655BTC=918,360円
利益 :918,360円-600,000円=318,360円
このように、へたに売買を繰り返すよりもルールに従うだけでプラス収支を
あげることが可能です。
注意点としては、最初に決めたルールをきっちり守るという点です。
価格が凄まじい勢いで上昇している場合、心理的に買いたくなるものです。
今月は少し多めに買っておこうという欲が出てしまい、結果的に
高値で資金を投入してしまったなんてことになるとドルコスト平均法による
投資は成立しない場合があります。
ルールを守っても100%プラス収支になるわけではありませんが、
これまでのビットコインの歴史から考えると、高確率でプラス収支が見込めるため
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
4.仮想通貨取引所Xtheta
ドルコスト平均法(積立)をやるのであれば、Xthetaという取引所がオススメです。
初心者でもわかりやすいユーザーインターフェースが最大の特徴。
ビットコインを筆頭にメジャーコイン8種類に最小3000円から投資でき、
サポートも充実しているので試しにやってみようかなと思っている方には
ピッタリの取引所です。
3つのプランを選ぶことができるので、
仮想通貨投資を全くやったことがない方は、まずプラン1のビットコインだけに投資する方法
が良いかもしれません。
ビットコインは時価総額・知名度・ブランド力全てにおいてトップです。
今後もその座を明け渡す可能性は極めて低いため安心した投資対象と言えます。
一方その他の通貨は、
伸び率はビットコインを凌ぐことも珍しくありませんが、
価格の上下が激しく誰が2位・3位のイスに座るのか?
突如ダークフォースが出現したり、ビットコインよりも
多少不確定要素があるため最低限の知識を備えた上で投資した方が良いと思います。