目 次 |
1.マーケットの活性化 |
2.リップルのスキャムサイトへの誘導 |
マーケットの活性化
月足終値で史上2番目の高値を記録したビットコイン、
ビットコインに限らずほとんどの主要通貨が急騰するなどマーケット全体の過熱感が強くなってきました。
地合いも強く今後の価格上昇に期待が持てる状況であると言えますが、
このような時に油断してはいけないのも仮想通貨(暗号資産)。
長く仮想通貨投資を行っている人ほどこの意味は重々承知なはずだと思います。
ポジティブ要素と平行して、
活発になるのがハッキングやスキャム(詐欺)被害。
最近では、著名人のツイッターアカウントがハッキングされ、
ビットコインの送金を促すメッセージが送られてくるなどの事件も起こっています。
ツイッターなど使い慣れているツールであれば、
「そんなわけないだろ」と騙される人は少ないと思いますが、
不慣れなツールだと興味本位でついクリックしたり、先へ進めてしまったりするものです。
ホルダーが多い通貨ほどパターンも豊富で狙われる対象となりやすい傾向にあります。
そこで今回は、リップルのスキャムについてご紹介したいと思います。
リップルのスキャムサイトへの誘導
数ヶ月ほど前からリップル(XRP)ホルダーに対して、
あるスキャム行為が行われていることが確認されています。
内容としては、URLを踏ませてスキャムサイトへ誘導する手法ですが、
パッと見ただけではちょっとわかりにくく、誤ってクリックしてしまう
可能性があるので注意して下さい。
自分がスキャムの対象になっているかどうかを確認する方法がありますので、
気になる方はぜひチェックしてみましょう。
チェック方法
チェック方法として、XRPSCANというツールを利用します。
これはXRPの送金情報などを閲覧できる正式なツールなので安心して下さい。
まず赤枠で囲っている部分に、
例えばTREZORなどで管理しているリップルのアドレスを入力してみましょう。
※参照:XRPSCAN
すると、自分のウォレット情報が表示されます。
アドレスや保有枚数を確認して合っていれば間違いありません。
下へ少しスクロールすると、
誰から誰にいくら送金したなどのトランザクション(送金)情報が
リストとして表示されています。
もし、スキャムの対象になっていればここで違和感に気づくはずです。
「知らない人から自分宛にXRPが送金されている!」
0.000xxxというごく少量の送金情報が確認できますよね。
詳細を確認するために「Tx hash」という列のリンクをクリックしてみます。
送金元や送金数などを見ることができます。
XRPで報酬機能が追加されたのか?
色々考えてしまいます。
XRPは中央集権型の通貨でマイニングやステーキング報酬は存在せず、
システム上、自動で払い出されることはありません。
もしかしたら今後、単独でそのようなサービスを提供する会社が現れる可能性はありますが、
その場合、このサービスを使うからその報酬はこのアドレスに送金してね。
という登録を行う必要があるはずです。
仕組みとしては、
XRPを送金する場合アドレスの他にメモを記載することができるのですが、
そのメモにURLを記載してスキャムサイトへ誘導しようとしています。
メモを翻訳すると・・・
「XRPは経済の回復に向けて急速に動き始めています。
XRPユーザーはウォレットアドレスをホワイトリストに登録してXRPを受け取ることができます。
https://xxxxxx.com」
書かれている内容とURLは人により異なるようで、
「リップルは30億XRPをリリースしてネットワークユーザーにインセンティブを与えています。
わずか数分で25%多いXRPがアカウント残高に追加されます。」
というパターンもあるようです。
おそらく自分のXRPを指定のアドレスに送金したら25%増えるということだと思います。
現段階では何も登録していないにも関わらず勝手に送金されることはないため、
このような場合はスキャムの疑いを持つ必要があります。
送金せずとも、個人情報だけを抜かれる可能性もあるので
記載してあるURLは絶対にクリックしないようにしましょう。
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