目 次 |
1.コロナウィルスによる経済悪化 |
2.ドルコスト平均法とは? |
3 .投資例(1)・・・XRP |
4.投資例(2)・・・XRP |
5.心構え |
1.コロナウィルスによる経済悪化
コロナウィルスの拡大により、仮想通貨に限らず株・原油など多くの金融市場は
大暴落を引きこしています。
よく大暴落の際には落ち着くまで待った方が良いと言いますが、
果たしてそれは正しいのでしょうか?
おそらく価格が上がりだした頃には大口も仕込み終わり
一般投資家が戻ってきてしばらくすると、またこのような調整が入り大暴落を引き起こして
資産がリセットされる。
今回のような金融危機はおよそ10年サイクルで訪れます。
・1987年:ブラックマンデー
・1997年:アジア通貨危機
・2008年:リーマンショック
・2020年:コロナショック?
例外なく全ての市場は参加者を入れ替えることで成長を繰り返します。
つまり、どの市場も価格が上がりすぎると誰も買ってこないため頭打ちになってしまい、
さらに拡大させるためには参加者を振るい落とす必要があるのです。
振るい落とした後には再び上昇を開始します。
それは、仮想通貨市場も例外ではありません。
よって暴落はチャンスでもあるのですが、大底で拾うのは容易ではなく、
タイミングを誤ると長期間塩漬けになる可能性があり大変危険です。
危険ですが、このチャンスを少しでもものにしたい・・・
そこでオススメするのがドルコスト平均法です。
2.ドルコスト平均法とは?
一括で資金を投入するのではなく、毎月一定額を積み立て続ける方法です。
一括投入の場合、タイミングよく購入できれば大きなリターンを得ることができますが、
高値掴みしたり、購入地点からさらに下落してしまうと取り返しのつかない結果になることがあります。
ドルコスト平均法の最大のメリットは、仮に高値掴み、下落しても
徐々に平均取得単価を下げながら購入できるためローリスクで投資することができます。
含み損を前提とした投資方法とも言えます。
次の上昇に備えて下落中に買い仕込むイメージです。
仮想通貨市場で投資する場合、
ビットコインでも良いと思いますが、2019年~2020年にかけて
アルトコインの開発も大きく進んでいるので、
国内の取引所だとETH(イーサリアム)、XRP(リップル)。
そして、最近XEM(ネム)の価格チャートが荒れ始めたので
もしかしたら近い内に大きく動くかも・・・(これは個人的な直感です)?
ダークフォースとしては面白いかもしれません。
海外の取引所だと、
匿名通貨の筆頭XMR(モネロ)なんかは資金が集まりやすい傾向にあります。
ステーキングテスト中のADA(カルダノ)も本格運用前に仕込むのは
有りだと思います。
それでは、ドルコスト平均法で購入した場合の例をいくつか挙げてみます。
3.投資例(1)・・・XRP
リップルを16円から投資を始めたが、そこから8円まで下落して
最終的に32円まで上昇したとします。
・一括購入の場合
購入価格(円) | 購入代金(円) | 保有数(XRP) |
16 | 250,000 | 15625 |
資産価値:15625×32円=500,000円
収益 :500,000-250,000=250,000円
・ドルコスト平均法の場合
条件:毎月50,000円を5ヶ月間購入する。
購入価格(円) | 購入代金(円) | 保有数(XRP) |
16 | 50,000 | 3125 |
14 | 50,000 | 3571 |
12 | 50,000 | 4167 |
10 | 50,000 | 5000 |
8 | 50,000 | 6250 |
総投資額(円) | 総保有数(XRP) | 平均取得単価(円) |
250,000 | 22113 | 11.3 |
資産価値:22113×32円=707,616円
収益 :707,616-250,000=457,616円
そして、仮に8円から全く価格が上がらなかった場合、
一括購入の場合の資産価値 :125,000円
ドルコスト平均法の場合の資産価値:176,904円
という結果になり一括購入よりも損失額を小さくすることができます。
4.投資例(2)・・・XRP
リップルが16円から下落せずに上昇して32円になったとします。
・一括購入の場合
購入価格(円) | 購入代金(円) | 保有数(XRP) |
16 | 250,000 | 15625 |
資産価値:15625×32円=500,000円
収益 :500,000-250,000=250,000円
・ドルコスト平均法の場合
購入価格(円) | 購入代金(円) | 保有数(XRP) |
16 | 50,000 | 3125 |
18 | 50,000 | 2778 |
20 | 50,000 | 2500 |
22 | 50,000 | 2272 |
24 | 50,000 | 12758 |
総投資額(円) | 総保有数(XRP) | 平均取得単価(円) |
250,000 | 12758 | 19.6 |
資産価値:12758×32円=408256円
収益 :408256-250,000=158,256円
価格が上昇し始めると、当然一括購入の場合の方がリターンが大きくなりますが、
ドルコスト平均法でもそれなりのリターンが期待できることがわかります。
ローリスクでリターンも見込めるドルコスト平均法ですが、
注意しないといけないこともあります。
5.心構え
途中でやめたり、ただ単に安くなったという理由だけで
多めに購入したりしてはいけないということです。
もちろん相場に対する知識がある方、その他明確な理由があればそのような選択を
することもありますが、基本的に感覚的なもので計画を崩すよりも
ルールに従って積み立てた方がリスクが少ないです。
中途半端はコストパフォーマンスが下がり、やるなら計画的にやらなければ
意味がないということです。
一括購入と決めていた場合でも
価格が下がったら平均取得単価を下げることはあります。
それをナンピンと言います。
ドルコスト平均法はナンピンと同じ意味合いに感じますが、実は全く違います。
ドルコスト平均法は価格が最悪いくらまで下がることが
想定できるから、これぐらいの資金でどれぐらいの期間続けるのかを考えて投資します。
ナンピンの場合、
ただでさえ最初に大きな資金を入れているにも関わらず追加で投入するわけなので
基本的に失敗は許されません。
メンタルに大きな負荷がかかります。
気持ちの持ちようだと思うかもしれませんが、
・メンタルコントロール
・資金管理
この2点は相場を分析するよりも重要な要素だと言われています。
実際資金を投入しているかたなら誰でも一度は経験があると思いますが、
上昇中、まだまだ利益が出せそうと思って利益確定せずに待っていると途中で折り返されて
結局買った地点まで戻ってしまい利益が出せなかった。
下落中、ここまで落ちたら損失と決めているのに下落のスピードに不安を煽られ、
損失を確定してしまい確定直後に大きく反発してしまう。
このように相場は冷静な判断ができない時があり、いかにメンタルコントロールが
大事なのかがわかります。
たとえ相場の流れが読めたとしても資産を一発で飛ばすような資金管理をしても
いけないのです。
投資の本でもナンピンは有効だと書かれていることは多いですが、
実際のところ相当な熟練者でも成功させることは難しいのが現実です。
たまたま成功するかもしれませんが、その内取り返しのつかない事態が
起こりえる手法とも言えるのです。
逆に上昇し始めたら途中でやめるのは、
その後のリスクが全くありませんので有りだと思います。
これを機会にぜひ仮想通貨に投資してみてはいかがでしょうか。
※XRPはTREZOR MODEL Tで保管することができます。
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